1学年生産技術科のセラミック実習で製作した花形の皿と角皿が完成しました。
お皿が出来上がるまでの工程は
①必要な粘土を量って、切り糸で粘土を切断します。それから、両手の平でおにぎりを作るように粘土をボール状に成形します。
②机の上で面を変えながら立法体の形にしたあと、手の平で少しずつたたいて伸ばします。
③次に板状の粘土の両側に5ミリの厚さのタタラ板を置いて、延べ棒をころがしさらに薄く伸ばしていきます。
④板状の粘土の上に型紙を置いて切り針で切り取ります。
⑤手ろくろの中央に石こう型を乗せ、その中心に切った粘土板を置き、両手の平で包むように成形します。
⑥形が変形しないくらいに乾燥したら石こう型からはずします。
⑦縁や表面を濡らして絞ったスポンジで、やさしくならし、棚で2週間程度しっかり乾燥します。
⑧窯詰めし、800℃で素焼きをします。約2日後に窯出しをします。
⑨はっ水剤を皿の底部に塗って、下絵付けとして転写シールを貼ります。
⑩釉薬かけばさみを使い、皿に浸しがけをします。
⑪釉薬が乾いたら窯に入れて1230℃で本焼きをします。
⑫3~4日後に皿が冷めたら窯から出して完成です。完成した皿は販売会まで割れないように箱づめし大切に保管します。
生徒達は、8月から11月までの長い期間をかけて完成させたお皿を手にし、「何をのせて使おうか」といろいろ生活の中での活用の仕方をイメージ、うれしそうにしながら大切に製品としてのお皿を取り扱っていました。